一つの仕事に集中していると、どうしても、自分の関心のある領域だけに目が向いてしまいます。
日々病人と向きあい、繁忙な業務をこなさなければならない看護婦として、専門的な知識の修得にのみ追われがちなのもやむをえないことかもしれません。
でも、社会的存在である人々の健康問題の解決をしていくためには、常に広い視野をもっていないと、個別の病人の気持ちの背景にある問題をみる目を弱めることになりましょう。
また、若い学問としての看護学を確立していくためにも、看護の内外の先人たちの築いた学問や理論、その背景の思想についても絶えず学ぶ努力をしなければならないと思います。
そうした意味から、『思想を織る』を薦めます。